安倍元総理はなぜ殺害された?山上容疑者の供述はおかしい?
安倍元総理が銃撃されお亡くなりになったこと、1週間たっても騒ぎが収まる気配はありませんね。
おそらく教科書にも載って、海外にも取り上げられて、100年は語られるでしょう。
そして、山上容疑者の動機にも関心が集まっています。
山上容疑者の母親が旧統一教会(現在:世界平和統一家庭連合)に多額の寄付をし、破産し、旧統一教会とつながりのある安倍元総理を狙ったということです。
しかしこの事件、山上容疑者の供述した動機が隙が無さ過ぎて、出来すぎている感じもしますね。
この事件、山上容疑者の供述だけではなく裏があるのではないか。
巷でおかしいと言われていることを取り上げて考えてみました。
因みになぜ生活保護を中心とした当サイトで、山上容疑者の事情について考えるのか?と問われたら、就職氷河期世代で非正規雇用を転々としていたなど、山上容疑者の生き方に他人事感が全く無いからです。
目次
20年も前のことを今更動機にするのはおかしい
宗教団体の建物を銃撃するのはおかしい
個人で銃を作ったりできない
統一教会ではなく安倍元総理を狙うのがおかしい
正攻法で解決しないのがおかしい
考えれば考えるほど出来すぎている
20年も前のことを今更動機にするのはおかしい
山上容疑者の母親が旧統一教会絡みで破産したのは20年も前で、ずっと引きずるとか普通じゃないという意見ですね。
そもそも山上容疑者は、現在進行形で旧統一教会に対しての絶望を味わっているのですが、100歩譲って、旧統一教会に家族をぼろぼろにされた恨みが20年前にさかのぼるとしましょう。
20年ごときで旧統一教会によって生まれた昏い感情が薄れることは無かったという話ですね。
理解できない方は、10年後くらいに、東日本大震災で家族を失った方に、「もう死んだ家族のこととか気にするなよ」とか言ってみて下さい。
もっと言うなら、20年後くらいに、明恵さんや岸信夫さんに「もう安倍元総理を殺害した犯人への怒りとか無いですよね」とか聞いてみて下さい。
そこまでは無いにしても、昔いじめにあった方に「もう昔のことなんて気にしていないよね」とか言ってみて下さい。
人の心を持ち合わせていない人に向けられる視線が返ってくるでしょう。
とは言え、こんな感情は当事者でなければ理解できないと思います。
理解できるというのは何らかの理不尽、不幸を体験しているということでもあります。
20年も前のことを今更動機にするのはおかしいと思えるのは、これまで幸せに生きてこれたということなので、これからも幸せに生きていきましょう。
宗教団体の建物を銃撃するのはおかしい
どうして捕まる危険性があるのに、宗教団体の建物を銃撃したのかと言う話ですね。
犯罪に手を染めている組織など、後ろ暗いものがあるなら、銃撃されても警察も呼びません。
警察を呼んで安全を確保するメリットより、警察を呼んで探られるデメリットの方が大きいと感じるでしょう。
統一教会の関連団体などは、詐欺などで逮捕者を出している団体も多く、警察を呼んで変なところを探られたくないというのも本音でしょう。
そもそも旧統一教会には気が付かれず、近所の方も旧統一教会の建物に関わりたく無くて通報もしなかったというのがありそうです。
ということで、暴力団の事務所やオウム真理教のようないわゆるカルト宗教の建物を銃撃してみると、答えが分かるかと思います。(言うまでもありませんが、絶対にやってはいけません)
個人で銃を作ったりできない
どうして山上容疑者が銃を作ることができたのか、個人で成し遂げるには無理があり過ぎる、支援者がいるのではないか、という話ですね。
身も蓋も無いことを言えば、個人で成し遂げるには無理だと思っている方にとって、山上容疑者が理解を超えて有能だったということです。
山上容疑者の高校の頃の偏差値は60台後半で、地頭の良さというのがあります。
そもそも「銃」というカテゴリーで言えば、「火縄銃」なんて500年前に作られていますし、作ろうと思って作れないものでは無いと思うんですよ。じゃあ作れた人は何だったんだということになります。※私自身は作ったことがありませんので、「思う」という言い方しかできませんが
山上容疑者も、何度も銃の試作をして、試し打ちをして、自作ながらも銃の性能を上げていきました。
あとは、銃撃に関してもですが、それだけ練習を重ねたということですね。
時間をかけて、試行錯誤して、個人で到達できるだけのところへ上っていったと言えます。それだけ恨みも深かったんだなとお察しします。
統一教会ではなく安倍元総理を狙うのがおかしい
そもそも安倍元総理は、旧統一教会の関連団体にビデオメッセージや祝電を送っています。
旧統一教会の関連団体に笑顔で挨拶する安倍元総理を見て、関係が無いと考えるのも無理があります。
また結構昔の話になりますが、安倍元総理の祖父である岸信介氏と統一教会は密接なつながりがあります。
そもそも岸信介氏が統一教会を作った文鮮明氏を日本に入国させました。旧統一教会の建物も岸信介元総理の自宅のお隣にありました。
それは置いておいても、安倍元総理を殺害するのは逆恨みというやつですね。ですが、安倍元総理を殺害したことで結果的には大騒ぎになり、山上容疑者が最も望む結果になっているのではないでしょうか。
あとは、現在の統一教会本体のトップは2022年7月現在で79歳の後期高齢者です。10年経てば亡くなっている可能性が高いです。
そんな方を殺害するチャンスを待つのも現実的ではないでしょう。1年後にコロナでお亡くなりになっているかもしれませんし。
そもそも、トップを殺害しても、次の人がその立ち位置に納まるだけです。ニュースとしても「カルト宗教のトップが殺害されました」で終わるでしょう。
そう考えると、統一教会そのものを狙うより、統一教会が存続できる土壌となっている安倍元総理を狙うのは理にかなっています。殺害されたことと合わせて、統一教会の名前とともに、日本の歴史に刻まれましたし、海外メディアにも取り上げられます。
そして、国会議員や権力者など、誰が統一教会に加担してきたかが騒がれ始めるようになりました。
今の状況は間違いなく統一教会にとっての最悪になっています。
他には、外交で存在感を発揮した安倍元総理を狙うのは、日本の国益としても損失が大きく、普通はやらないとも言われますね。
身の回りがボロボロになってしまった山上容疑者にしてみれば、日本の今後なんてどうだっていいでしょう、そんなもの。
正攻法で解決しないのがおかしい
そもそも山上容疑者もはじめは正攻法で解決しようとしましたが、出来なかったんですね。
山上容疑者自身、被害の相談メールを送ったとされています。
また、一度は5000万円を統一教会から取り戻したものの、再度母親が統一教会に寄付してしまいました。
統一教会そのものを潰さないと解決しないと考えても不思議はないです。
さて、山上容疑者個人ではなく、国の対応と言う視点で見てみましょう。
安倍元総理は、旧統一教会の関連団体にビデオメッセージや祝電を送っています。そんなことをすれば旧統一教会の霊感商法に対して問題ないというメッセージ、この団体は信用しても良い団体というメッセージにもなりますね。
「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が安倍元総理に2018年、2021年に抗議文を送りましたが、回答はありませんでした。
また、安倍政権下の2015年、旧統一教会が世界平和統一家庭連合へ名称変更することを承認されています。
これまでは、組織として問題があることに変わりなく、名称変更は認められないと拒否していたにも関わらずです。
これにより、統一教会と言う霊感商法で世に知れ渡っていた悪名を捨てて、活動しやすくなりました。
挙句の果てには、警察庁長官、警察庁を管理する立場である国家公安委員長である二之湯氏が、旧統一教会のイベント呼びかけ人となっていました。
このように、国も警察も動いてくれないどころか統一教会の活動を後押ししているとも言える状況で、どうすれば正攻法で解決できたのでしょうか。
答えがあるなら私も知りたいです。
山上容疑者のように、暴力によってでしか解決出来ないという結論に至るのも、おかしくないと言えます。
考えれば考えるほど出来すぎている
ということで、山上容疑者の動機はぴったりはまりすぎて、出来すぎていると言えるほどです。
書けば書くほど、山上容疑者の事情を知れば知るほど、ここがおかしいという視点が無くなってしまいました。
ここがおかしいという意見がありましたら、考えていきたいです。