生活保護に関する考察

生活保護費が足りない人と余る人とお小遣いの習慣

生活保護受給者でも、お金の使い方は様々です。

特段贅沢しなければ
毎月1~3万円、安定して残し
お金がまとまればたまに贅沢して
最低限ながら健康で文化的な生活を謳歌し
生活保護に感謝する方から

毎月、支給額ではぎりぎりの生活になり
生活保護受給額は少ない、弱者いじめだ
これでは暮らしていけない
と主張する方まで

毎月同水準の生活保護を受給する方同士
なぜこうも違いが出るのでしょうか。

原因は様々ですが

今回は、子供のころのお小遣い管理によって
養われる金銭感覚が大事ではないか?
という仮定と視点で考えてみました。

子供のお小遣いシステム

子供のお小遣いは

月々2000円、など
毎月決まった金額を渡す
定額制

特に決まったタイミングで
決まった金額は渡さず
子供が欲しいと言ったときに渡す
都度制

大別するとこの2つかと思います。

どちらがいいかは家庭の考え方次第ですし
もしくはお手伝いに対する報酬制など
他の方法もあると思いますが
今回はこの2つに絞って考えてみます。

定額制にすると

例えば月のお小遣いが2千円だとします。
そこに、5千円のとても買いたいものがあります。

当然、1か月分のお小遣いだけでは買えません。

しかし2か月我慢すれば
3か月目には6千円になるから
買いたいものが買える

という経験が出来ます

さらにその経験を重ねると
別に欲しいものが無いときは
どうしても欲しいものが出た時に
お小遣いは全部使い切らずに
少しとっておこう
少し欲しいくらいなら我慢しよう
という発想に至ります。

都度制にすると

例えば、5千円の欲しいものがあります。
保護者も納得して5千円を渡します。
子供は5千円使って欲しいものを手に入れます。

これは使うことありきの考え方です
子供が手にしたお金は
手元には残りません。

貰ったお金は全て使うもの
という考えに至るのではないでしょうか。

まとめ

お小遣いと家計管理を結びつけるのは
無理やりな考えな気もしますが

お小遣いの方針に限らず
これまでの様々な経緯で
同じ生活保護費が10万円の方同士でも

お金をいざ使いたいときに使えるように
普段は10万円のうち9万円で生活する方

10万円のうち10万円いっぱいで生活する方

と、考え方が分かれるのではないか
と思いました。

生活保護費ですが
全て使い切らなければならない
というルールなどありません。

毎月生活費がギリギリになってしまう方は
まずは千円でも良いので
先取りして貯金してみて
その範囲で生活できるか試みるのはどうか
と思います。

因みに管理人は
子供のお小遣いルールと貧困を関連付ける
エビデンスなどは知りませんし
お小遣い制を取れる家庭は比較的裕福で
その家庭の子供も比較的裕福という理由で
子供のお小遣いルールと貧困が
関連付いているかもしれません。
これはあくまで1意見です。

以上、子供のころのお小遣いは不定期だった管理人からでした。

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