株式投資について

株主優待で節約と老後の生存戦略【元生活保護受給者でも人生諦めない】

今回は、元生活保護受給者の私が老後を生き抜くために、これからの展望をつらつらと述べます。

いきなりですが、老後を自立して生き抜ける展望はありますか?因みに私の年金受給額見込みは月に10万円ちょっとです。年収にして120万円くらいですね。

これは現在の仕事を、60歳までずっと続けたと仮定した場合です。もし、鬱などになり仕事を辞めたらこの金額には届かないでしょう。転職回数も多い、嫌なことからすぐ逃げる私が腰を据えて働けるかは、考えたくない問題です。考えたくないので、目を逸らしています。

就職氷河期以降の世代の方は、老後とは楽しみではなく罰ゲームのようなものだと捉えていないでしょうか?私ほど年金が少なくないとしても、現在の年金受給者のような水準で年金を受け取れる方は少ないでしょう。大企業勤務、公務員、士業の方は、まだなんとかなりそうですね。老後は確実に物価は上がっているでしょうし、70歳以降も働く可能性もあります。それでも体力は確実に落ちているでしょう。一般人は老後も頑張ることを強いられていますが、どこまで頑張れるか全く不透明です。

なぜ私の年金がこんな金額なのか?
という理由も述べておきます。

私は20代の後半で生活保護を受給しておりその期間の年金額が非常に低くなっています。勿論、生活保護受給中は年金の支払い免除を申請しており、私は掛け金全額免除に該当していました。この期間は、国民年金の掛け金支払いは免除されます。そして、年金も半額受け取ることが出来ます。逆に言えば、この全額免除期間に応じた年金受取額は、半額になります。年金掛け金を全く払わないのに年金を貰えるだけでも、有難い話ではありますが…

そして厚生年金加入歴も短いため、年齢の割に年金履歴はボロボロです。大企業勤務のような高い給料を貰った職歴もありません。私は正直言って能力が低く、今の会社でこれ以上の給料の増加も当てにしていません。今の給料がそのまま続く前提で年金額を算定しています。

自業自得な私の事情を紹介しました。はっきり言って、月10万円でまともに暮らしていけるとは全く思っていません。10万円と言えば東京都などで1人暮らしした場合、生活保護より少ない金額ですからね。と言っておいて、私は生活保護を受給した経験から、現在もそこそこケチケチ生きられています。月に10万円あれば、まともでないなりに生きていけるとも思っています。

勿論、「老後を自立して生き抜ける」ことが不可能でも、生活保護を利用することで生きていくことは出来ます。それでも1度生活保護を受給した者として、生活保護を受給せずに頑張りたいという気持ちがあります。ですので、老後の収入確保が必須になります。どうするか…

前置きが長くなりましたが、私は老後の少ない年金を補う方法として「60歳を目途に1000万円を株で保有し、毎年2~3%、金額にして20~30万円を株主優待、配当金として貰い生活費の足しにする」という老後の生存戦略を描いています。

現在の私は、60万円程を株で保有し、年に1万円ちょっとの配当金と、2万円分前後の株主優待を得ています。合わせて現在でも3万円程家計を助けてくれています。仮に1000万円を株で持っていれば、20万円の配当金と株主優待を得るのは無理ではないと考えています。そのために、年に20万円は株式にお金を使い、30年かけて株をせっせとため込みます。将来的には年50万円まで株に使いたいです。

値下がりリスクや業績の悪化、株主優待廃止の可能性、会社自体が倒産する可能性もあります。確実どころか不安定な戦略です。逆に株価の値上がりや配当の増加、株主優待の拡充もあり得ます。コロナのような不測自体で、一時的に保有株価の総額が半分になってしまうこともあります。結果はやってみるまで分かりませんが。

・株主優待戦略

肝心の株主優待戦略についてです。

株を持ち続けることで利益を上げる戦略です。株を持っていれば株主には年に1、2回の配当金・株主優待(どちらも企業による)が還元されます。その株主優待を重視し、食品や日用品など、使い勝手の良い株主優待を中心に集めていきます。株主優待で洗剤やお米、食品を貰ったら、その分お金を使わなくて済みますよね?その浮いたお金=利益という考え方です。特に初めの10年は、株の配当金と株主優待の価値の高い「配当利回り+優待利回り」の価値の高い株を中心に狙っていく予定です。

また私のルールとして「株主優待として自社サービスを提供する」企業を選びます。株主優待も「商品」であることに変わりなく、用意するための元手がかかっているはずです。自社サービスを提供する場合、利益の上乗せを考えなくて済むため、株主優待を他の会社から仕入れる場合と比べて、元手(商品原価)を安くあげられるはずです。元手を安くあげられるとは、お金が浮くということです。株主優待を豪華にする余裕が出来たり、企業としての余力を残して来期の経営を安定させられます。逆に株主優待提供の元手がかかり、企業の実力を超えている場合、その株主優待はずっと続かないと思っています。

・長期を見据えると複利が非常に強い

私がこれから年に20万円以上を株に積み続けて、10年後に300万を株式で持っていると仮定します。その場合は、今のように株式総額の1~2%が配当金として貰えるなら、年に5万円前後貰えることになります。(非常に単純で楽観的ですが)
また、株式が増えれば株主優待も多く貰えるようになっていると思います。それだけ生活費も浮くはずなので、その浮いた生活費も株に回せます。要は利息が利息を生む現象ですね。10年後には合わせて10万円程、還元してくれると期待しています。

これを考慮すると10年後は、現在より年に10万円多い30万円を株に使うことが出来るようになる見込みです。さらにもう10年後には株式総額600万円程になっている計算です。そうなれば配当金や株主優待もさらに10万円増え、40万円を株に使うことが出来るようになる見込みです。

仮に、20年後の収入が現在と変わらなくても、配当金や株主優待が増えてくれれば問題ありません。この配当金や株主優待で浮いたお金を投資して株を増やします。

この通りに行けば、これから30年後に1000万円を貯めるために、1000万円全額を用意する必要はありません。年に20万円ずつ入れれば、用意したお金は600万円になります。それだけだと1000万円には400万円足りませんね。でもこれで終わりではありません。残りの400万円は株の配当金と、株主優待で浮いたお金をそのまま株に使います。これで合わせて合計1000万円を目指します。

・まとめ

人生を踏み外した元生活保護受給者の生存戦略を紹介しました。これからの30年はこう立ち回り、老後に再度生活保護にならないことを目標にします。逆に資産を損なう可能性もありますし、正直言って実現可能性は微妙なところです。

人世は1回転んでしまうと、正解の無い選択肢ばかりが浮かぶ、ハードモードに一変します。私も新卒からずっと正社員などで働き続ける、という選択肢はもう消えました。それでも生きたければ、どうせ…と投げ出さずに、現実をしっかり見て、最もマシな選択肢を選ぶ必要があります。私もしっかり現実を見て、出来ることをして生きていきます。

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