生活保護からの脱出

生活保護を脱出したきっかけは施設警備(警備員)のバイトを始めたから

ニートや生活保護から脱出したい、という気持ちをお持ちの方、長年生活保護を受給した経験のある私には立派に思えます。しかし気持ちはあっても、具体的な方法が分からずに迷走されていませんか?今回は私が施設警備員の仕事を始めて、生活保護を脱出した体験談を振り返ります。特に面接からバイト初めに焦点を当てて、どんな流れになるかお話しします。就業までの行動ととりあえず1か月ほど働くイメージが湧けば幸いです。

目次
・なぜ施設警備をやろうと思ったか
・施設警備の採用面接
・法定研修
・施設警備の仕事内容
・施設警備の給料は?生活保護を抜け出せました
・施設警備の人間関係
・施設警備の仕事の選び方
・まとめ

なぜ施設警備をやろうと思ったか

当時の私は月に数万円を稼ぎ、足りない生活費を生活保護で補うフリーターでした。生活保護期間も3年を超えて、さすがにこのままでいいのかな…と思っていました。そんな時にネットで施設警備の仕事は簡単だと目にしたからです。

また当時の自分は、日雇い派遣で物流倉庫によく行っていました。そこで受付などの仕事をする施設警備員の方を見て、こんな仕事なんだと施設警備の仕事をするイメージも湧いていました。空調の効いた部屋で受付をし、モニター監視し、たまに巡回をするイメージです。この1コマだけを切り取ったら、自分でも出来そうな気がしませんか?

ただ受付は接客業でもあり、自分に出来るか少し危惧していました。簡単な「○○(時間や名前)を書いてください」などを言っている場面しか見ていないので、なんとかなりそうな気はしていましたが。本質的に私はコミュ力が低く、自分に自信などありません。働くことについて恐怖が溢れています。

加えて、危険な人と遭遇したり、何かあったら…事件に巻き込まれたら…などとも考えていました。でも何かあったらずっと生活保護受ければいいし、問題ないなと思いました。(働いてみてわかりましたが、まったくの杞憂でした)

ということで、これならいけるんじゃないか?と施設警備の仕事なら出来そうな気がした私は、良さそうな求人をバイトルなどで探して応募してみました。

面接

電話をしたら、3日後に面接いいですか?となり、OKしました。面接当日に履歴書を持参です。アルバイトということもあり、前職の退職理由や履歴書の空白期間なども、特には聞かれませんでした。いつから働けるか、どんな勤務時間が希望か、交通経路はどうなるか?などの話が中心です。誰でもいいからとにかく人手が欲しい感が伝わってきました。時間にして15分くらいです。特に適性検査とかもありません。まあアルバイトですからね。

施設警備を始めてから、同僚に色々話を聞きました。ニートを1、2年経験していた方も2割くらいいました。中には3年以上の長期ニートも数人いました。(30人くらいの中で)現状ニートで施設警備員を考えている方も、ニートが原因で施設警備員不採用とはならないと思います。特に正社員歴のある、1回は社会に挑戦したけどダメだった系ニートは、あっさり突破できると思います。とはいえ会社の方針もあるので、仮に1社受けてダメでも、数社挑戦してみましょう。

それでも採用されない場合は、偉そうなことを言いますが、ニート歴に原因を見出だすのではなく、自身の面接時の言動や書類を振り返りましょう。施設警備員に限りませんが、本気であれば例えアルバイトでも、ハローワークやジョブカフェなどを通じ、面接対策や履歴書添削を行うことを勧めます。アルバイトだからと内心舐めてかかり、それすらしない方が多数なので、頭一つ抜けられます。

法定研修

警備員という仕事は30時間の法定研修をすることになっています。つまらないビデオを見るだけの場合もありますし、雑談を交えながらの授業形式になる場合もあります。企業によって異なります。もちろんこの法定研修分もきちんと給料は貰えます。この法定研修が終われば、いざ現場になります。

施設警備の仕事内容

いざ施設警備の現場です。施設警備を始める前に私は、空調の効いた部屋で受付をし、モニター監視し、たまに巡回をするイメージを描いていました。そんな私の思い描いていたイメージとは多少異なりました。

まず受付ですが、訪れた方に入退室の時間を書いてもらったり、○○はどちらに行けばいいですか?という質問に答えたりします。イメージ通りの簡単な仕事でした。でも大多数の時間は、そもそも受付を訪れる人がいません。モニターや道行く人を眺める暇…改めのんびりとした時間になります。当たり前ですが、自分がイメージしていたのは受付に人がいる場面だけです。暇な時間がこんなに長いとは思いませんでした。盲点でした。勿論退屈すぎるので、頭の中であれこれ考えることになります。

次に巡回です。何か異常はないか、施錠はきちんとされているかなど、チェックします。落し物を拾得する機会が多かったです。特に財布は中身(金額)を確認するなど、ちょっと面倒でした。

こんな感じで、特に問題もなく仕事を出来ていました。自分にこの仕事が出来るかという不安は、初めての給料を貰った時くらいにすっかり消えていました。

さて私が危惧していた、業務中に危険な人に遭遇した場合についてもお話しします。そんな時は実際どうするでしょうか?颯爽と立ち向かわなければならないのでしょうか?

答えは「警察に通報する」です。自分で犯人を捕らえようなどと思う必要はありません。だって怪我とかしたら危ないじゃないですか。これは私の個人的意見ではなく、警備会社の方針・意見です。従業員に怪我とかさせたら警備会社だって使用者としての責任を負ってしまいますからね。施設警備員とはあくまで「制服を着た一般人」です。

業務中に危険な人に遭遇しそうなイメージがある、一般的にはボディガードと呼ばれる身辺警護があります。警備ってなんとなく危ないイメージがあるのではないでしょうか?私も危険なイメージを持っていました。そういう仕事は元自衛隊や元警察官など、他人の安全を守る自信のある方が進んで就きます。なので、この辺の特別な事情を施設警備には持ち込まなくて良いです。

施設警備の給料は?生活保護を抜け出せました

私が働いていた2015年頃の時給で、1000円ちょっとでした。はじめの月に17万円ほど受け取りました。数年前の東京都内の事情ですので、現在なら時給で1050~1100円程になっていると思います。地方でも最低時給に100円ほど加算した金額はあるかと思います。大した仕事の無い業務内容に対して、そこそこのお金を貰えたと個人的には大満足です。

因みに当時の私の生活保護基準額(生活費+家賃)は12万円台後半でした。生活保護費を上回る収入を得られても、本来なら仕事が継続できるか様子を見るのでしょうが、私はあっさり生活保護を廃止になりました。17万円稼げるならなんとかなると思われたかもしれません。事実なんとかなったので、福祉事務所の判断は間違いではありませんでした。

私がはじめて施設警備の給料を手にして、生活保護廃止の通知が来るまでは、土日も合わせて10日の出来事です。さすがの仕事の速さだと感心すると共に、私が生活保護を受け、うだうだ考えていたり悩んでいた3年半は何だったのか、感慨深く思いました。これなら3年前の私に施設警備員について説明し、就業を促して欲しかったところです。

とはいえ私も生活保護受給者時代に、ケースワーカーの方に施設警備員の求人票を貰った記憶があります。その際は施設警備と交通警備の違いも判らず、単なるイメージから虚弱体質の自分は体力的に無理でしょ?と判断し見向きもしませんでした。割と後悔しています。実際は施設警備員に体力などいらず、高齢者もゴロゴロ在籍しています。この後悔が私が当サイトで施設警備員を推す理由でもあります。

因みに2か月目からは、月の労働時間が190から200時間になりました。シフトの関係で1日に10時間を超えて労働する日もありました。が、驚くことにこの施設警備員という仕事、全然疲れないんです。なんなら空調の効いた受付で安静にしているので、出勤時にはちょっと疲れていた日でも、業務終了時には体調が良くなったまであります。給料は額面で21万円前後になりました。

施設警備の人間関係

基本的に1人で完結させられる仕事なので、特に人間関係を構築しなくても良いです。引継ぎ時の報告など、多少会話すればそれで終わりです。人間関係が苦手でも、別に気にする必要はありません。1日を通しても人と会話する時間など30分あるか無いかでした。(もちろん現場によると思いますが)当たり前ですが構築した方が円滑ではあります。

施設警備員は、施設の鍵の管理も行います。特に施設を管理する清掃スタッフ、設備スタッフの方と日常的にやり取りするかもしれません。雑談などして深入りしたければすればいいし、挨拶するだけの関係にとどめても良いです。好きにすればいいです。中には事務窓口の方とお付き合いしている施設警備員の方もいました。まあこんなコミュ強者は置いておいて、マイペースに仕事をしても問題ありません。

施設警備の仕事の選び方

施設警備にも色々な種類があります。施設警備という仕事に関わった私の観点で、求人をどのような視点で見ればよいかを述べます。特に重要なのは次の2点です。

・泊まり仕事のあるなし

施設警備の仕事には、午前9時から翌日の午前9時のようなシフトもあります。それが体力、家庭の都合などで難しい方は、午前8時から18時で固定など、泊まり勤務の無い現場に応募しましょう。数が減ってしまいますが、普通に募集はあります。

・どんな施設で警備をするか

施設警備を行う施設は様々あります。商業施設は、施設を利用する多数のお客さんから、商業施設に勤務する店員と同じように見られます。逆にお客さんという立場から、ショッピングセンターの警備員に「あいつ態度悪いな」とか思ったことはありませんか?さらにスーパーなどのお客様の声コーナーで、警備員の○○さんが~とか書かれているのを見たことありませんか?商業施設(不特定多数のお客様相手の施設)は気が抜けないので最もお勧めしません。住民の目に晒されるマンションもあまり気が抜けません。会社ビルか学校、物流倉庫などが、あまり変なトラブルもないという意味でもお勧めです。

まとめ

以上、私の施設警備員を始めた頃についてまとめてみました。割と仕事のハードルは低いと思いますが、どうでしょうか?ニート・生活保護の脱出方法としての再現性は、それなりに高いと思っています。少なくともメンタルをやられた方が営業の仕事をするよりは現実的かと思います。もし現状を脱したいと考えているなら、個人的な体験からも施設警備員をお勧めします。

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