生活保護での生活

生活保護で罪悪感なく過ごすために【クリスマス・正月・誕生日】

12~1月にかけて、クリスマスに年末年始、世間一般的には楽しい時期ですね。ですが、生活保護利用者の方々にとっては、自分も楽しんで良いのか罪悪感を感じることは無いでしょうか。クリスマスケーキを食べたり初詣に出かけることに罪悪感は無いでしょうか?今回は、生活保護を利用する中での、罪悪感との向き合い方を考えてみます。

目次
頑張ったことを思い返す
仕事や自立のための活動など、何か頑張る
生活保護は長い休みだと割り切る

頑張ったことを思い返す

自分がクリスマスや正月、その他色々なことを楽しむことに罪悪感を感じるというのは、自分には楽しむ資格が無いという思い込みからだと思います。

本当にそうでしょうか?直近1年を振り返り、頑張ったことを思い返してください。

生活保護を抜け出せる程度ではないにしろ、少しでも仕事をして収入を得ているなら、それを肯定しましょう。

仕事を全くしていないとしても、何か仕事を出来なかった事情は無いでしょうか。そしてその事情と向き合い、解決のために何か行動したのではないでしょうか?

事情があり治療中であれば、治療・緩和のために通院したのではないでしょうか?病気などを治療し、社会復帰するという道筋をしっかり進んでいるということで頑張っていると言えます。

求職中であれば、就職活動として何か活動しなかったでしょうか?求人に応募したり、ハローワークなどが主催する就職のための訓練に参加したりなどでも、就職に向けた活動ということで頑張っていると言えます。

という感じで、直近1年間で活動したことを思い返せば、何かしら頑張ったと言えることがあるのではないでしょうか。その頑張りを肯定して、頑張った自分へのご褒美として、色々なイベントを楽しめばよいと思います。

仕事や自立のための活動など、何か頑張る

病気でもなく、働けない事情があるわけでもなく、何もしていないという方は罪悪感を感じるのも当然かと思います。

何もできない理由もなく、罪悪感を感じたくなければ、何か行動するのが1番です。というかこれ以外ありません。

一番分かりやすいのは働くことです。日雇い派遣とか、敷居の低い仕事はあるので、プライドを捨てて取り組みましょう。就職できないにしても、就職に向けた活動や、自立に向けた活動など、やることは際限なくあります。

特に正社員から生活保護になった方に多い考え方が、「労働して生活保護を抜ける」「全く働かず生活保護を利用する」の2択論です。

いきなり就職して生活保護を抜けるのが厳しいのであれば、まずは「生活保護を利用しながら労働する」という選択肢もあります。1日3時間、週2日という条件でも働くのと、全く働かないのとでは、見える世界が全く変わってきます。

65歳以上の方でまだ活動できる方も、シルバー人材センターで少しでも働くなど、何かしら出来ることはあります。

1日3時間も働けないし、A型、B型作業所すらできないという方もいらっしゃるかと思いますが、このご時世お金を稼ぐ手段は他にもあります。例えばクラウドワークスやランサーズですね。常人並みの能力を要求される普通の仕事もありますが、大したお金にはならないものの、非常に簡単な作業も色々あります。何ならクラウドワークスやランサーズで月に1000円稼ぐことを目標にしても良いです。全くお金を稼いでいない方にとっては、自立に向けた立派な目標です。

もしクラウドワークスやランサーズで1000円稼げなくても、お金を稼ぐために試行錯誤した経験として残れば、罪悪感も薄くなります。

という形で、病気でもなく、働けない事情があるわけでもない方は、自分に出来ることから手を付けると良いです。

生活保護脱却のために、自立のために、何一つ頑張っていないけどそれでも罪悪感を感じたくない!という方に対しての提案はありません。もし期待しておりましたら申し訳ありません。

生活保護は人生の長い休みだと割り切る

私の場合、生活保護を3年超利用しました。3年超と書くと長いのか短いのかよくわかりませんが、これまで生きてきた30年超のうちの3年だと考えると、大して長くない期間な気がしてきます。

人生100年時代ですし、なんなら10年くらい休んでも良いような気がしませんか?

ということが言えるのは、私が生活保護を抜けているからと思われるかもしれません。また、数年で抜けられたという点も無視できません。中には20歳から生活保護を利用し続け、50、60歳を迎えている方もいらっしゃるかもしれません。

その場合、20歳からずっと何も行動しなかったのでしょうか?何かしらお金を稼ぐため、自立するために頑張った点はあったのではないでしょうか?夏休みに例えましたが、夏休みの中でもどこかで頑張った経験はあるかと思います。

仮に、20歳から亡くなるまでずっと生活保護を利用することになったとしても、生活保護を利用する中でも頑張った結果であるなら、仕方ないと割り切れるでしょう。

では、もし生まれてからずっと生活保護という場合は?という意見もあるでしょう。ここまで来てしまったなら、生活保護の制度設計が悪いということにしていいです。生活保護しか知らない方に、生活保護を利用しなくても良い生き方を示せなかったCW、福祉事務所、生活保護制度の責任です。

ということで、生活保護を今現在利用していること、長期にわたって利用していることに罪悪感を感じることは無いです。堂々とクリスマスや正月、自分の誕生日や色々なイベントなど楽しみましょう。

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