年金

年金は繰り下げ受給が得、を真に受けてはいけない理由2つ

年金を多く貰う方法として、受け取る年齢を遅らせることで受給額を増やす繰り下げ受給、というものを聞いた方も多いかと思います。本当にその話を真に受けてよいのでしょうか?今回は年金を繰り下げ受給することに対する注意点をお話しします。

税金や健康保険

所得が増えれば増えるほど、増えるものはなんでしょう?

そう、税金です。

給与所得に限らず、老齢年金は一定額を超えると、所得税の課税対象になります。また、国民健康保険料も、年金支給額に応じて増加していきます。

例えば年間で150万円の年金をもらえる方が繰り下げ受給し、年間で200万円の年金を貰うようになれば、1年で年金受給額が50万円増えたように見えますね。しかし、増額した50万円に対して、健康保険料や所得税がかかるため、実際に増額分を丸々貰えるわけではありません。年金に対する税率は大した金額ではありませんが、例え繰り下げ受給によって支払う税金が1年で1万円も増えたなら、なんだかなあという気分にならないでしょうか?

ということで、繰り下げ受給をした結果、税金や健康保険料も多くかかるようになる可能性があります。政府の言うように繰り下げ受給すれば年金受給額が○○%増える!○○円増える!と単純に考えず、税金についても計算に入れましょう。

最も、この非正規雇用や低賃金労働が蔓延しているこのご時世、例え繰り下げ受給したとしてもたいして税金が増えるほど年金額は増えないかもしれませんね。

物価の変動

劇場版鬼滅の刃が高い興行収入を叩き出したのはなぜでしょうか?勿論、原作の面白さ、UFOTABLEによる作りこまれた映像、声優の方々の演技もあります。しかし、物価の上昇に伴って映画館の鑑賞料金が上がっている、という事情も無視はできません。過去にはとんでもない動員数を叩き出しながらも、鑑賞料金が100円前後の時代だったため、興行収入ランキングに名前が挙がらない映画があります。勿論、劇場版鬼滅の刃の動員数も歴代TOP10に入る凄い数字ですが、興行収入は(動員数×客単価)です。

話がそれましたが、物価というものは変動するものです。現在1000円で買えたものが10年後には1200円出さないと買えなくなっているかもしれないということを無視してはいけません。勿論、現在1000円で買えたものが10年後には800円で買えるかもしれません。どちらの可能性が高いかは、これまでの人生で物価が上がったこと、下がったこと、どちらが多いかを考えればよいかと思います。

物価の変動に伴って、お金の価値は変わります。例えば現在の1ヶ月の生活費が10万円、10年後に同じような生活をしたら20万円としましょう。この場合、同じことに2倍のお金がかかるようになるので、お金の価値は半分になったと言えます。ということでインフレ率次第では、お金の価値が高いうちにさっさと年金を貰った方が得になる可能性があります。

勿論長生きリスクも考慮したい

私の祖父は96歳まで生きました。私の祖母は現在97歳です。このご時世、100歳まで生きる可能性も考えなくてはなりません。と言いながら、私の叔父は55歳で亡くなりました。長生きをするしないは結果がでるまで何とも言えませんが、単純に人生のゴールを平均寿命で考えると、役に立たない人生プランが出来ます。人生プランを考えるときは、少なくとも平均寿命+5歳ほど生きるくらいに考えておきましょう。

ということで、年金を貰えるうちにとっとと貰うという選択肢もありですし、長生きに備えて繰り下げ受給し年金受給額を増やす選択もありです。その際は面倒ですが、物価の変動、税金という要素も考慮しましょう。

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