生活保護関連ニュース

生活保護世帯への物価高騰対策給付3万円は収入認定対象外

低所得世帯への3万円の給付金、物価高騰対策として配られるという話がありますね。

そろそろ給付されるまでの時間も短くなってきているでしょう

この給付金に関して、生活保護世帯も給付の対象となっていますが、収入認定の対象としないことが通達されています。

また、対象者については、住民税非課税世帯1世帯あたり3万円を基礎として算定す
ることとされており、被保護者も要件を満たせば給付の対象とされている。
このため、被保護者に非課税世帯給付金等が給付された場合の収入認定の取扱いにつ
いては、上記趣旨・目的を鑑み、1世帯あたり3万円以内の額について収入として認定し
ないこととする。

厚生労働省 低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金等の
生活保護制度上の取扱いについて(通知)

別に給付金を貰っても、その給付金分生活保護費が減るとかそういうことは無いということですね

この給付金に対して、生活保護世帯としては収入認定の対象となるかならないか、以前は結構な関心事だったと思うのですが、最近は給付金が出たとしても気にする声も少なくなった気がします。

少なくとも2020年の全世帯給付金10万円や、2021年の追加10万円給付の時はどうなるかとそわそわしていたと記憶しているのですが。

生活保護世帯へ毎年給付金という形でバラまくことが常態化して、毎回毎回収入認定しないことになってきたため、今回もどうせ収入認定しないんだろうという「慣れ」を感じますね。

コロナが始まってから、世帯によっては30万近い給付金を頂いているところもありますね。

個人的にはそろそろ給付金を出して取り繕うより、生活保護基準額そのものを見直してはどうかと思います。

10月になれば、地域によっては生活保護費の見直しが反映されます。
全く生活保護費が上がらない場合もありますが、千円単位で上がる場合もあります。
見直し予定額はとっくに公開されているので、当サイトの生活保護費計算ページ
【2023年10月変更予定金額にも対応】生活保護費はいくら貰える?生活保護費の自動計算【月額、年額を計算】
にも、2023年4月現在の基準と2023年10月変更後の金額を両方出すようにしてます
金額を知りたい方はどうぞ

子どものいる世帯などでは世帯全体で1万円以上上がるパターンもありますね。

とはいえ、この上がり方が適切だったかどうかについてはまだ何とも言えません。
今後も数万円単位で給付金を出して帳尻を合わせるようであれば、今回の見直しはダメだったんじゃないか?となりますね。給付金システムはそのタイミングで困窮していない方を救えないわけですし。
また2025年にも生活保護費が見直されるので、答え合わせはその時です。

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