年収300万円無い男性なら結婚相談所での婚活だけは避けるべき【金の無駄・成婚しやすさ0】
結婚したい・婚活しようかなという方は、結婚相談所の利用を検討したこともあるかと思います。ただ、男性の婚活、特に結婚相談所では年収によって難易度が天と地ほどの差になります。
今回は、『年収300万円未満の男性』というカテゴリーに属している方が、いかに結婚相談所で婚活するのが困難かをお話しします。
『年収300万円未満の男性』の結婚相談所での婚活が困難だと裏付けるデータも存在しています。「日本結婚相談所連盟」が結婚相談所を利用して成婚に至った人の統計データを公開しています。
日本結婚相談所連盟 成婚白書 2018年度版
成婚者6,344名の分析データです。
日本結婚相談所連盟 成婚白書 2019年度版
成婚者6,984名/通常退会者19,805名の分析データです。
本題としてデータを紹介する前に、この統計によく出てくる成婚のしやすさ指数について説明します。
結婚相談所での婚活参加者全体の平均を100として、そのカテゴリーにいる人の成婚のしやすさを数値化したものです。
例えば年収700~800万円25~29歳男性の成婚しやすさは589.8%です。年収700~800万円25~29歳男性は、理屈上では婚活参加者平均の6分の1程度の努力で成婚に至れると言えます。
逆に成婚しやすさが50の人は、平均的な人の2倍頑張れば人並みに成婚しやすくなると解釈できます。
成婚しやすさはあくまで成婚しやすさの数値であり、成婚率ではありません。なんとなく、結婚しやすい、難しいを測るものさしだと思ってください。
因みに日本結婚相談所連盟 成婚白書には、年収以外にも喫煙、お酒を飲む頻度、年齢、学歴などによる成婚しやすさも記載されています。婚活をするなら参考として一度見ておくと、自分の立ち位置を冷静に見れます。
ではこれらのデータから、年収300万円未満男性の結婚相談所での婚活について見て行きましょう。
なお女性の婚活については、ここで特に語る気はありません。女性が結婚相談所を利用する場合、例え無職であっても、何か問題を抱えていても、相手に求めるものを何かしら妥協すれば成婚に至れるからです。
それでは、年収300万円未満男性、全年齢をまとめた成婚しやすさを紹介します。
日本結婚相談所連盟 成婚白書 2019年度版より、年収300万円未満男性の成婚しやすさは
0です。
どの年齢においても年収300万円未満男性の成婚しやすさは0です。
怪訝に思った方のために、引用させていただいた元データを貼っておきます。
構成比を見ても、年収300未満カテゴリーで結婚相談所で成婚した男性は0%でした。
なお他の情報を見れば、関東の結婚相談所で成婚した男性の0.7%が年収300未満カテゴリーに入っています。東海では0.2%、関西では1.1%です。つまり、個別で見ると年収300万円未満で成婚した男性もいますが、全体で見ると数が少なく計測できなくて0%になるという話です。
なので年収300未満カテゴリーでも成婚に至った方は、地域ごとの構成比0.1%以上の数値を拾って、20名前後はいると推測できます。例えば関東では、年収300万円未満で25~29、30~34、40~44、55~59歳の成婚者構成比がそれぞれ0.1%、つまりどう少なく計算しても1人はいるはずです。35~39歳、60~もそれぞれ0.2%なので、2人はいるはずです。乱暴な計算ですが、同様に東海、関西のデータも拾っていくと、合計で20人ほどはいるのかなという推測になります。
割合としては成婚者全体の0.5%にも満たないと推測できます。
ですので、年収300万円未満男性の成婚しやすさは、0ではありますが、全員が成婚しないわけでもありません。ただ、非常に成婚しにくいせいで、全体平均と比較してどれだけ頑張れば良いかの指標が出せないのです。
一応、2018年度版では、年収300万円未満男性の成婚しやすさは23.8%と確認することが出来ます。
一般的なものさしだと、最低単位って1mmですよね?1mmに満たない長さのもの測ることはできないため、1cmと比較してどれだけの長さかも計算できません。つまり、0ではないがものさしで計測できない長さ同様、年収300万円未満男性の成婚しやすさは計測できないものとして扱われています。
因みに、この統計は成婚者だけでなく退会者についても調査しています。退会者のうち、年収300万円未満男性は退会者全体の6.0%です。通常退会者19,805名の6.0%なので、1188名前後になります。
成婚者で年収300万円未満男性は非常に少ない割合なのに、退会者で年収300万円未満はそれなりの割合いるということが確認できますね。
分かりやすくするため、成婚・退会により結婚相談所を離れた人全体を、年収300万円未満男性100人当たりとして直します.
成婚者を20人、退会者を1188人とします。
これを100人に換算しますと
100人中2人が成婚
100人中98人が無念の退会
という計算になります。
年収300万円未満男性で結婚相談所という場に飛び込めば、2%の可能性で成婚まで至れることになります。
さすがにその2%に全員が入ることは出来ない、というのは見ればわかりますよね。推測すると、年収300万円未満で結婚相談所へ登録しても、その大半は心が折れるか、時間・金銭的な余裕がなくなり退会に至ると言えます。
以上、年収300万円未満の男性が結婚相談所を利用することについて、残酷な統計データを紹介しました。
これはあくまで「結婚相談所」を利用した場合のデータなので、年収300万円未満の男性が結婚できないということは決してありません。ただ、婚活を戦うフィールドとしては非常に難易度が高いのも事実です。
結婚相談所以外のフィールドであれば、年収300万円未満の男性でも結婚している人はそれなりにいます。マッチングアプリや友人からの紹介など、結婚相談所以外の選択肢を選ぶか、年収300万円を超えてから結婚相談所を利用するほうが早いと思います。
事実、年収300万円未満の男性でも結婚する方は結婚していきますので。
ということで、結婚相談所は男性の場合年収がものをいう世界なので、年収300万円未満だと厳しすぎるというお話しでした。誰にも言えることですが、婚活を戦うなら自分に有利なフィールドで戦いましょう。