健康で文化的な生活

SNSでの身バレ防止対策

普段から利用しているSNS、本名で利用している方も匿名で利用している方もいらっしゃるかと思います。ところで、SNSの身バレ対策は万全でしょうか?今回は、SNSの身バレについて、気を付ける点を述べていきます。

SNSで堂々と本名を公開している方もいらっしゃるかと思いますが、本名以上はバレたくないという方も多いのではないでしょうか。今回は「意図しない部分の身バレ」を防止することについて述べます。

まずは利用しているSNSを整理する
SNSの仕様を確認する
画像を確認する
プロフィールを確認する
投稿を確認する
SNSで身バレは当たり前だと認識する

まずは利用しているSNSを整理する

そもそもですが、利用しているSNS、過去に利用していたSNS、すべて把握していますか?そして、どんな運用をしていたかしっかり把握していますか?
SNSのAは本名で運用し、SNSのBは匿名でというように、公開するレベルを変えて運用したりしていませんか?それだけなら良いですが、SNSのAとBで、それぞれのアカウントが同一人物だと特定できる要素が無いでしょうか?

例えば、SNSのAでは大学名を公開し、SNSのBでは○○地方の大学生だと投稿したとします。SNSのAでは1月1日が誕生日ということを公開し、SNSのBでは○日に誕生日プレゼントを貰ったと投稿したとします。2つを合わせると、特定もしくは限られた人数に絞り込み出来ますね。1つ1つは特定に至る要素では無くても、組み合わせれば特定まで至れる要素になります。

つまり、SNSのAとBを組み合わせることで、本名をもとに匿名で運用していたアカウントの発言までバレることになります。

Facebook、その前の世代であればmixiなど、古いSNSでの記録など残っていませんか?特に、ログイン方法がすぐに分からないようなSNSがあれば、きっと何を投稿したかも覚えていないと思うので、なんとかログインしてSNSを確認してみましょう。

基本的に、管理できていないような古いSNSは削除するのが一番です。

とは言ったものの、色々思い出があり、SNSを消すのをためらう方もいらっしゃるかと思います。もう使わないというのであれば、せめて公開範囲を制限する設定に変えておきましょう。

古いSNSのパスワードだけが分からないのであれば、パスワード変更などしてログインしましょう。面倒くさがって後回しにすると身バレの原因になります。さらに、利用していたメールアドレスが廃止になっていた場合はどうしようもないのでそのSNSについては諦めて下さい。管理会社に問い合わせれば対応されるかもしれませんが、第三者によるなりすまし防止の観点から、対応が難しい部分もあります。

SNSの仕様を確認する

SNSの仕様を確認するのは基本ですが、特に身バレにつながる仕様は要チェックです。

例えばTwitterには、メールアドレス・電話番号を登録していると、設定によっては登録しているメールアドレス・電話番号を知っている相手に自分のアカウントが表示されるものがあります。身バレ前提でやっているSNSは適当に運用しても良いですが、身バレしたくない運用をしているSNSについては、仕様をしっかり理解しておきましょう。

画像を確認する

SNSで投稿した内容のうち、特に注意したいのは画像です。写真は個人情報、身バレ要素がこれでもかと言うほど込められています。

顔写真なんかは見れば一発で分かりますね。

部屋の間取りが分かるような写真も身バレ要素の塊です。賃貸住宅であれば、部屋の間取りや備品など、賃貸サイトの過去掲載情報、データベースで確認することが出来ます。部屋の写真や間取りと照合して、どこに住んでいるのか特定されることもあります。

これに「部屋から見た外の景色」など加えれば特定精度がかなり上がります。そもそも「部屋から見た外の景色」自体が住所特定の決定打になります。その部屋から見た他の建物の角度、太陽の位置と影の向き、電車、車のナンバー、その日の天気など、かなり絞り込みを行える情報が入っています。

また、身バレとは違った話になりますが万が一、未成年の立場で飲酒、喫煙をしているような画像、迷惑行為をしている馬鹿丸出しの画像があるならさっさと消しましょう。別に炎上しても構わないなら大きなお世話なのでしょうが。

気を付けているつもりであっても、写真には思いもよらないところに情報があります。
水面やガラスに反射した自分の顔が映っているかもしれません。
撮影した紙の裏に、個人情報があり、透けて見えるかもしれません。

瞳に映った映像から、撮影場所を特定されるかもしれません。

どんな写真を投稿すればどこまでバレるかは意識しておきたいところです。
例え顔まではOKでも、さすがに住所を特定されるのはNG、という方がほとんどかと思います。
なので、投稿した写真から、顔以上の情報が漏れないか、色々な角度から検証しましょう。

プロフィールを確認する

プロフィールは身バレ要素の宝庫です。
本人バレしたくない方は何を載せるか、何を載せているのか再度しっかり確認しましょう。

はじめから本人だということでアカウントを運用するならともかくですが、
年齢、学歴、居住地域、職種、など絞り込み可能な情報を載せるかどうかは慎重にしましょう。

年齢だけ、居住地域も県だけであれば、それだけで特定は不可能です。
ですが、他の情報と組み合わせることによって、特定材料になります。

投稿内容と合わせて特定されることもあります。
「○○市の大学」とプロフィールに入れ、「●●の講義」と投稿することで、○○市で●●の講義がある大学はA大学というように特定が可能です。

プロフィールの一部にフェイクを入れる方もいらっしゃるかと思いますが、フェイクはフェイクでどこかに矛盾が生じます。
投稿を繰り返すうちに、プロフィールと投稿の辻褄がどこかで合わなくなります。

投稿を確認する

投稿した内容も身バレ内容の宝庫です。

何気ない文章だけでも、結構個人を限定できる情報が含まれています。

最寄り駅
駅から何分かかった
昼休憩のランチ
同級生
天気
投稿日時
近くのコンビニ
取引先

こういった単語は色々な絞り込み要素になりますね。
さらに、色々な単語を組み合わせれば個人を特定する要素になります。

有名な方が同級生だと言えば、その方から学校が特定できます。
最寄り駅と、駅から何分くらいという情報で、どのあたりに住んでいるか大体絞り込めます。

SNSで身バレは当たり前だと認識する

これまでに挙げたことが完璧に出来る方というのは、仕事で同じミスを全くしない、ケアレスミスを全くしないくらい有能な方です。
間違いなく私には無理ですが、無理と思える方が大多数じゃないでしょうか?

私のSNSからも、写真や言動から特定できる要素を探して、総当たりで膨大な時間をかけてネット上を探せば色々特定できるでしょう。

なので、そもそもSNSで身バレすることを前提として、バレたら困るような投稿自体をしない方が賢明です。

10年以内にはAIもさらに進化して、名前からSNSをすぐに特定できるようになるんじゃないかと思います。
その逆に、SNSから名前を逆算することも可能になるのではないでしょうか。
今でもSNSから読み取れる様々な情報から、個人のSNSを特定することは可能です。
ただ、瞬時に特定できるわけでもなく、時間をかけて色々な情報を組み合わせて裏付けを取り、特定に至ります。
なので、特定しようと思えば特定できるものの、特定しようとする人も少ないというのが今の状況です。
その特定作業を高スピードで効率よく出来るようになるのは時間の問題ということです。

そんな時代が来たら、個人の注意で身バレ防止できる時代ではなくなります。
今のうちに身バレしても良いような綺麗なSNSにしておくことを勧めます。

コメントを残す

間違っている点、疑問に思ったこと、感想、ご意見などお気軽にコメント下さい。疑問点や指摘に関しては可能な限り修正・追記いたします。