生活保護での生活

生活保護でも健康診断を受けるべき【生活保護に限らず無料のものもあります】

人生においてお金は大切な資産ですが、もっと大切な『自分自身』という資産があります。そんな自分自身の健康状態は、どの程度把握していますか?健康診断などでチェックしていますでしょうか?そこで今回は『無料』で受けられる健康診断について紹介します。

目次
・生活保護受給者を対象とした健康診断
・国民健康保険の健康診断
・まとめ

生活保護受給者を対象とした健康診断

生活保護受給者でも40~74歳であれば、お住いの市や区で実施される健康診断を無料で受けることが出来ます。まず健康保険法によって、40~74歳の保険加入者を対象として特定検診が実施されています。そこで『保険に加入していない生活保護受給者も検診漏れにさせないように』という国の方針です。積極的に受けるべきです。

中には生活保護受給者であることに負い目を感じ、税金によって無料で実施される健康診断を受けたくないと考える方がいるかもしれません。ですが、この考え方自体が全くの間違いです。

もし健康診断を受けず、いきなり大きな病気になってしまい、治療が必要になってしまったとします。その金銭的な負担を生活保護受給者が負うことは無いので、勿論全額税金から治療費が賄われます。しかし健康診断を受けて、早期に身体の異常を発見すれば、大した医療費がかからずに済みます。

むしろ健康で文化的な最低限度の生活を営むために、健康を維持することが生活保護受給者の義務です。積極的に受診して異常を早期発見できれば、自分も身体への負担が少なくて済み、役所も医療費の出費が少なくなり、みんな幸せになります。

自分で事前の申し込みをしなければならないなど、面倒な場合もありますが、健康を維持できなくなる方が間違いなく面倒です。割り切って行動しましょう。はっきり言いますが、たとえ若年層でも健康診断を面倒くさがり、受けずに数年経過していれば健康状態は結構変わります。40歳を過ぎればなおさらです。

国民健康保険の健康診断

会社の健康保険に入っていれば、健康診断は全額会社負担で受けられます。では国民健康保険の加入者はどうでしょうか?まず国保特定健診により、40~74歳は無料で健康診断を受けることが出来ます。

またお住いの地域によっては、無料の対象範囲を拡充しているところもあります。例えば東京都の足立区では、18歳以上は何かしらの無料の健康診断が受けられます。千葉県の松戸市では、35歳以上が無料の健康診断の対象となっています。逆に、特に追加で健康診断を実施しないところもあります。話は変わりますが、ここまで制度に違いがあると、どの市区町村に住むかがどれだけ重要かわかりますね。私も今後引っ越すことがあれば、市区町村の制度を徹底的に調べて引っ越ししようと思っています。

健康診断についての周知は、だいたいは市区町村から健康診断のお知らせが来るパターンですが、ホームページによって告知されるパターンもあります。よく読まずに放置したりせずに確認しておきましょう。

また、実施はしているものの応募枠が少なく、すぐに検診が埋まってしまう場合もあります。私も国保になった時に健康診断が気になり無料で受けられるものがあることを知り、電話申し込みしました。そして「人数枠が埋まってしまいましたごめんなさい」という回答を貰った経験があります。スケジュールを確認して早く申し込むことをお勧めします。

まとめ

以上、無料で受けられる健康診断もあるということを紹介しました。因みに私も生活保護受給者時代は健康診断を受けていませんでした。というか、健康診断など意識もしていませんでした。後になって住んでいた地域の健康診断を調べてみると、地域に住んでいる若年者を対象とした健康診断がありました。自分も無料で受けられた機会があったことを知り非常に後悔しています。自分自身を大事にしましょう。そのためには、お住いの地域のホームページを調べ、自分にも利用できる制度が無いか確認することを強く勧めます。

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