生活保護での生活

一生生活保護で生きる判断と覚悟

当サイトでは
生活保護は脱出するものだと定義し
脱出するための方法についても書いています。
しかし現実として、
現在生活保護受給中の方が
このまま一生生活保護で生きる
もしくは、一旦生活保護から脱出し
高齢になった時、再度生活保護を受給する
という選択肢もあります。

今回は、一生生活保護を受給し
生きることになるかどうかの
シミュレーションと
一生生活保護と付き合うだろうとなった場合
どう立ち回っていくかのお話をします。

目次
一生生活保護で生きるかの指標
 ・65歳までにいくら貯められるか
 ・奨学金の返済はいくら残っているか
 ・受給年金額はいくらか
 ・最低限の暮らしは出来そうか
それでも生活保護から脱出すべき
一生生活保護で生きるための心構え
 ・生活保護だからこそ働く
 ・言動に注意する
 ・生活保護について理解する
まとめ

一生生活保護で生きるかの指標

65歳までに
どれくらい資産形成できるか
を、シミュレーションします。
現在の年齢が若いほど資産形成する期間が長く
良い結果が出ます。
特に50歳を超えた就職氷河期初期世代の方には
残った時間の少なさから
厳しい結果になるかもしれません。

生活保護を脱出して
それなりの資産形成と
年金額を確保できれば
老後を生活保護に頼ることはありません。
では、どれだけの資産があればよいでしょうか。
その目安を見ていきます。

・65歳までにいくら貯められるか

年金額にもよりますが
500万円は貯めておきたいです。

65-現在の年齢=年数で
出した年数で
500万円ためられそうでしょうか?

老後2000万円問題のように
2000万円も貯める必要はありませんが
(それなりのお金はあるほど良いですが)
500万円あれば、年金が少なかったりしても
何とか立ち回れます。

・奨学金の返済はいくら残っているか

奨学金に関わりませんが
借金が残らない状態で
老後に突入できるかどうかもポイントです。

特に奨学金は
生活保護受給中
返済を止めることが出来ますので
生活保護を脱出した際に
将来的に返済するには現実的でない
返済額が残る場合があります。
(私も生活保護受給中は
奨学金の返済を止めていました
まだ返済額はいっぱい残っています。)
これが老後にまで及ぶようなら
大変厳しいです。

・受給年金額はいくらか

ねんきん定期便などで確認しましょう
もし、月に12万円以上
年金が受給できるようなら
老後は生活保護とは無縁です。

とはいえ、月に10万円
最悪、月に8万円あれば
それに足りなくても、少しでも働ければ
貯金や資産が無くても
なんとか生きていけます。

年金額が非常に低くても
繰り下げ受給で70歳から受給すれば
65歳で貰える年金が
月に3万5千円だとしても
70歳では月に5万円にはなります
もちろん、それまでは働くことになります。

繰り下げ受給や追納など
どう頑張っても年金が
5万円を超えなさそうでしたら
老後は生活保護に頼る可能性大です。

月の収入5万円以下というのは
よっぽどの節約マニアでも
やりくりするのを諦めるレベルです。
(月5万円も相当ケチケチすることになりますが)
生活保護を脱出して
食べていける水準ではありませんので
将来的にも生活保護を受給するだろうと
腹をくくりましょう。

・最低限の暮らしは出来そうか

ここまでの指標を元に
どんな生活になるかをシミュレーションします。

1人暮らしを前提にすると
受給年金額が5万円
65歳での貯蓄が500万円
70歳までは働き、月3万円以上を得る
借金は無い

この水準を達成できれば
地方のぼろい家を買って
なんとか暮らしていけます。

もしくは、市営、県営住宅に入居し
細々と暮らしていけます。

東京ではありえませんが
地方に目を向けますと
価格200万円を切るような家が
それなりに転がっています。
※築20~30年以上
人口10万程度の地方都市
駅から20分、交通は不便
戸建て
という感じの条件です。
これから人口も大きく減少します。
安い家も現在と比べて
簡単に手に入るようになります。
月に3万円でも家賃を払い続けるよりは
安い家を買い、住宅コストを下げることで
生活が格段に楽になります。

必要経費として、固定資産税があります。
いざという時の掛け捨て地震保険には
加入します。
リフォームはしない前提です。
自分が死んだあとは知らない
の精神で行けばいいです。
以上、月に1万円くらいで
家の維持費として見積もっておきます。
※安く買える家は
固定資産税も大したことないので
地震保険と合わせて月あたり5千円程度で
済むかもしれません。

※間違っても中古マンションは検討しません
共益費や修繕積立金の
ランニングコストが高いので
年金受給額が少ない方には
たいへんなお荷物になります。
スキー場近くのリゾートマンションなど
10万円で売られていたりしますが
売主も、その値段で良いから処分したい
と思っている物件だと認識し
注意しましょう。

残った貯金のうち
150万円くらいを株にします。
配当金と株主優待で
家計を少し楽にします。
値上がりなどは狙いません。
月に5000円ほど収入を上乗せできます。

残りの150万円は
基本的に手を付けないお金です。
病気になった際などに切り崩します。

ということで、65歳の時点で
500万円以上の貯金と
加えて月5万円以上の収入があれば
なんとか慎ましく生活できるかと思います。

貯金が全くできないとすれば
65歳以降に
月に8万円を年金+仕事で確保できるかが
判断基準です。

ご自身の能力・年齢を鑑みて
このラインの貯蓄・生活が出来なさそうなら
一生生活保護という選択肢も
視野に入れましょう。

それでも生活保護から脱出すべき

人生は色々あります。
あと少し頑張れば生活保護を脱出できそう
という機会は
いつか、どこかで訪れるかもしれません。

もし、このシュミレーションをして
老後は生活保護になるなら
生活保護を脱出する意味は何だろう
と、思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、機会が訪れたなら
生活保護からの脱出を頑張ってみましょう。
生活保護を受給している負い目の無い生活は
開放感があります。

何より
別に生活保護を脱出したら
それで終わりということもなく
生活保護にはいつでも戻ることが出来ます。

一生生活保護で生きるための心構え

ここまでのシミュレーションで
老後は生活保護になりそう、となっても
卑下する必要もありません。

しかし、心の準備はしておきましょう。

心構えというほど
大したものは要らないのですが
生活保護制度をしっかり理解し
したたかに生きましょう。

・「生活保護だからこそ」働く

逆説的ですが
生活が保障されている生活保護だからこそ
働くことが重要になります。

生活保護受給者も、働ける場合は
働くことを促されますが
無職期間が長期に及んだり
特に、50歳を超えると
就職の難易度は困難になります。

ですので、ここまできてしまうと
ケースワーカー様も
働くことについてうるさく言いません。
本当はうるさく言いたいのですが
具体的な解決方法を提示できないからです。

しかし、働くことにはメリットも多いです。
能力の低下の防止
気分転換
そして、収入増です。

特に、働かない場合と比べて
月に1万5千円以上稼いでいる場合
月に1万5千円+αが控除として
手元に残ります。

これが1年で18万円
10年で180万円の違いになります。
これだけあれば
国内旅行や、お取り寄せグルメ
少しお高い食事など
たまになら楽しむことが出来ます。

・言動に注意する

生活保護受給者と
一口に言っても
色々な方がいらしゃいます。

真面目に生きている多数の方とは対照に
中には、生活保護受給者であることを
得意気に語ったり
怠惰な生活をほのめかすような方もいます。
ちょっと気が晴れるかもしれませんが
不要なトラブルの原因になったり
生活保護受給者への締め付けとなって
還ってくる可能性もあります。

特に、生活保護の支給日を
「今日は給料日♪」などと表現するのは
人としての品性を保つためにも止めましょう。
生活保護を受給しつつ働く立場や
一般人から見ると
全くいい気はしません。
分かって言っているのであればまだマシですが
無自覚に言うのは最悪です。

※この意識になっていると
生活保護費を受給するのが
当たり前になっているので
生活保護からの脱出は
年齢関わらず相当難しいと思います。

・生活保護について理解する

生活保護のルール
全て理解していますでしょうか

知っていれば使える制度もあります。
生活保護に関する立派な制度があっても
知らなければ使えません。

ケースワーカー様も、神ではありませんので
生活保護の制度の中から
あなたの現在の事情を鑑みて
あなたに合った制度を紹介して
こうしてみたら?と
完璧に提案してくれるわけではありません。

日本の生活保護制度において
知っているか知らないか
もっと言えば
生活保護の制度を理解したうえで
○○したいと自分から発信するのは
非常に重要なのです。

生活保護制度をよく理解せずに
生活保護を受給し続けるのは
ルールを知らずにゲームをするのと同じです。
豊かに生きるために
生活保護について熟知しましょう。

そして、現在の生活保護制度が
ずっと続くかどうか
それは誰にもわかりません。
生活保護制度についての情報は
広めに収集するようにしましょう。

まとめ

もし、一生生活保護で生きる場合
覚悟が出来ているか、出来ていないかで
全く違う人生になると思います。
一生生活保護で生きる可能性があれば
その準備をしておきましょう。

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