家庭菜園

市民農園・区民農園【大変なこともあるがメリットも多数】

何かやってみたいと考えつつ具体的なものが思いつかないということもあると思います。そこで、身体を動かせて節約効果もあり、採れたての作物を味わえる農作業なんてどうでしょうか?

そんな土地が無い…かもしれませんが、市区によっては市民農園・区民農園というものが運営されています。今回は、小規模の農地を借りて作物を作ることが出来る、市民農園・区民農園について紹介していきます。

目次
・市民農園・区民農園とは
・区民・市民農園を利用するメリット
・利用上の注意
・利用する際の心構え
・民間企業による農園

市民農園・区民農園とは

市民農園・区民農園とはその名の通り、市や区が住民サービスとして、農地の貸し出しを行っている農園です。農地の広さは10~15㎡(6畳から8畳くらい)、年額7000円~1万円程で利用できます。農地には野菜や花を育てることが出来ます。育成に数年単位掛かる樹などを植えたり、工作物を置くことは出来ません。

もっと詳しく知りたい方は、それぞれの募集HPを見る方が話が早いと思います。貸し農園を運営している自治体を適当に載せておきます。

足立区 区民農園の貸し出しについて

松戸市 市民農園の利用

千葉市 市民農園の入園ご案内

姫路市 レクリエーションファームについて

姫路市は入園料(年間利用料)3500円です。地方は安くなる傾向があります。

そして、当サイトはあくまで生活保護をメインテーマに掲げていますので、生活保護受給者向けの情報も発信しておきます。

なんと!世田谷区では生活保護世帯の区民農園利用料は免除されます。

世田谷区 ファミリー農園のご案内

世田谷区は利用できる期間も約2年単位となっています。

全然紹介しきれませんが、その他、全国各地の多くの市区が市民・区民農園を実施しています。
市区によって利用条件、実施要領は大きく変わってきますので、
『○○ 市民農園』
で検索してみて下さい。
※農地が全然ない東京都23区の一部や、ほか市区町村では貸し農園を運営していないところもあります。

他にも同じような要領、料金体系で運営しているもの、例えばJAによる貸農園もあります。将来の農業振興という観点から、利用料も大して高く設定していないので、市民農園同様の利用方法が出来ます。

区民・市民農園を利用するメリット

メリットは割安に土を使った菜園が出来ることです。

非常に小規模と言えど、農業が出来ることには間違いありません。気温や水の量、肥料の量などによって、作物がどんな条件でどう育つかが分かります。将来的に農業をしたいという方には非常にお勧めです。

そうはいかなくても暇つぶし&食費節約効果が見込めます。適度に体も動かせますし、自分の作りたい作物を育てるのは普通に楽しいです。お子様のいらっしゃる家庭であれば、教育の一環としても有用です。

利用上の注意

市民農園を利用するにあたっては、事前に注意しておかなければならないこともいくつかあります。

・利用できるかどうかは運次第

市民農園の募集要項を見てみると、利用は先着順、もしくは応募者多数の場合抽選と断りがあるかと思います。特に都心部では、農地数に対して利用希望者が多く、抽選になりがちです。利用できない可能性もあることはしっかり頭に入れておきましょう。

・農薬等の注意事項

農園によっては、使用してよい農薬が制限されている場合があります。また、農薬の制限が無くても、周囲の区画を利用している人が、農薬の使用を嫌がる場合もあります。

どの程度農薬を使って良いか、全くの初心者には分かりにくいかと思いますが、利用したい市民農園を実際に見て農薬っぽい容器はあるかなどを確認し、農薬の使いっぷりを推測しましょう。もちろん利用希望者向け説明会などで話を聞ければそれが一番です。

逆に、完全無農薬でやりたいという方も結構いらっしゃるかと思います。そんな方は他の方の農薬の使用が気になる筈です。風の流れや水の流れで、多少は他の方が使用した薬剤が流れてくることは割り切ってください。

農薬を使用する、使用しない、どちらにせよ、自分以外の方も農園を利用していることを頭に入れておきましょう。

・放置しすぎることの無いように

畑を放置すると、せっかくの収穫物の収穫時期を見逃してしまうことがあります。せっかくできたものが痛んだり、鳥や虫に食べられたりすると悲しいですよね。

それ以上に、畑を余りに放置しておくと、雑草が他の人の畑に伸びたり、害虫や病気が他の人の畑に移ったりします。

最低でも週に一回訪れて、雑草や害虫のメンテナンスが出来るかどうかを考慮しましょう。

・下見はしておこう

市民農園は大抵の場合、住所が公開されています。

下見に行くのが面倒、と思う方もいらっしゃると思います。ですが市民農園を利用するなら、自分の区画を管理するためにそれなりの頻度、農園に顔を出す必要があります。もし下見に行くのが面倒と思える距離なら手を出さない方がいいです。

下見して、農園はどんな感じか、家からの経路、設備や近くの施設はどうか、確認しておきましょう。

利用する際の心構え

・他人と共同で使うことを意識する

市民農園は自分以外にも多数の方が土地に線を引いて利用しています。線引きがされているとはいえ、地面や空気は隣同士繋がっています。

そのため、農薬、雑草、病気、虫などは、区画の線引きを超えて隣同士簡単に移動します。これらの管理は自分だけの問題では終わりません。

あまりに放置したり、不適切な管理をすると周囲に迷惑をかけ、トラブルの原因になることは意識しましょう。そのためにも、管理するための最低限の時間を取れるかどうかは、市民農園を利用する前に検討すべきポイントです。

・(労力的な)元を取ろうとは考えない方が良い

市民農園を借り、農園代、種苗、肥料等に2万円投入した結果として、5万円分くらいの収穫を得ることは出来ます。金銭的な意味では元を取ることは決して難しくありません。

小松菜、トマト、大葉、ネギなど、育てやすくそれなりの量がとれるものを選んで栽培すれば容易に元は取れます。勿論、多少育てにくいものを混ぜても、トータルでは元を取れるかと思います。

ただ、その収穫のためにどれだけの労力がかかるでしょうか?

2日に1回、畑の様子を見に行って1時間ほど作業をすると考えると、1年で200時間近くを市民農園での作業に使うことになります。時給換算にして250円程度になるかなと思います。節約という意味なら、農作業をする時間で普通に働いた方が、お金になると言えます。

もちろん、空き時間でやればいいと考えられるなら、それでOKです。余った時間で活動して収益を上げられると考えれば、損はしていません。

・楽しめるかどうか

市民農園で節約できるという視点もありますが、純粋に農作業を楽しむことが出来るでしょうか?農作業を好きになれそうでしょうか?
体を動かすのが大嫌い、絶対に汚れたくない、虫に触れられないという方は、根本的に屋外農作業との相性が悪いです。市民農園にいくら節約効果があっても手を出さない方が良いです。市民農園もとい菜園は、ある程度、娯楽であると割り切ってください。

・どうにもならないこともある

天候不良や病害虫の発生などで、思うように作物が育たなかったり、ダメになってしまう可能性もあります。これも、ダメな時はダメだと割り切ってください。対策は、こまめな世話と、多種類の作物を育てて何かがダメになっても全滅にならないように立ち回るくらいです。

民間企業による農園

ここまで紹介したのは区民農園・市民農園ですが、他の形態の貸農園もあります。

民間運営の貸農園は、手厚いサービスが特徴です。

指導員が土日を含めて週4日在籍しているなど、サポート体制がしっかりしています。また、雑草管理や害虫駆除など、作物に対してのある程度の世話・管理はしてくれます。備品などもそろっており、設備も充実しているところが多いです。週1日程度顔を出すだけで、それほど問題なく野菜などが収穫出来ます。

月に1度のペースでバーベキューパーティーなども計画するところもあります。

至れり尽くせりの仕様なので、当然料金も高くなります。料金は月額7000円前後、1年換算すると8万円程が目安となっています。運営側としても指導員の人件費、土地設備代などがかかり、それなりのお金がかかるという事情があります。

民間企業による農園を利用するなら、野菜をスーパーで買った方が安くできそう、というのは否定できません。市民農園と同一視するよりは、農作業と作物収穫を楽しむレジャーと施設だと認識した方が実態に合っています。

忙しくて時間のとれない方、懐具合に余裕があり、農作業体験をしたい方にはこちらが向いているとも言えます。

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