マイナンバー

マイナンバーカードをさっさと作るべき理由

マイナンバーカードの発行割合が2020年11月で21.8%になりました。申請した人は25%前後なので、4人に1人がマイナンバーカードを持つ予定になるということです。

マイナンバーカードを発行していない方は思うところもあるかと思いますが、今回はマイナンバーカードをさっさと作っておくべき理由を述べます。

目次
・政府が目指すのはマイナンバーカード無しでは不便な社会
・マイナポイント
・マイナンバーカード保管の注意
・まとめ

政府が目指すのはマイナンバーカード無しでは不便な社会

マイナンバーカードによって出来ることが今後も増えていきます。

2021年3月から健康保険証の代わりになり、26年年度には運転免許証の代わりになるようにも計画されています。便利と思いますが、言い換えればマイナポイントを持っていなければ不便な社会になるということです。あくまでマイナンバーカードの発行は任意という体を取っていますが、生きていくうえで持っているのが当たり前になるのではないでしょうか。

政府は2022年度末を目途に、ほぼ全国民がマイナンバーカードを取得する計画を立てています。絶対にマイナンバーカードはそこまで普及せず、70%くらいで頭打ちになりそうですが、今後もマイナンバーカードを普及させるために、マイナポイントのような還元策を打ち出すことも考えられます。また、2020年の定額給付金のようなものを支給する際に、マイナンバーカードに銀行口座を紐づけて、すぐに振り込みできる体制を整えるかもしれません。マイナンバーカード保有者への優遇策です。

と考えると、どこかでマイナンバーカードを取得せざるを得なくなるかと思います。この流れには素直に乗っかっておいた方が良いかと思っています。将来的には生活保護の医療券までもマイナンバーカードに統合されるかもしれませんしね。

マイナポイント

キャッシュレス決済の利用に対して、利用額の25%、最大で5000円分を還元するマイナポイント事業がありますね。この利用にもマイナンバーカードは必須になり、マイナポイントの対象期限は2021年3月です。

マイナポイントの5000円が欲しければそれまでにカードを発行し、キャッシュレスサービスを利用することになります。マイナンバーカードは役所窓口での受け取りになるので、新型コロナの影響を考えると気軽に行きたくないかもしれません。新型コロナのピークにカードを取りにいかないといけない…ということを避けるためにも早めに申し込んでおきたいところです。

マイナンバーカードの申請率が25%ということは、国民の75%は5000円なんかに飛びつかなかった、ということですね。言い方はあれですが、みんなそんなに余裕があるのでしょうか。

キャッシュレス事業者によっては独自の追加ポイントもあります。例えばWAONなら、マイナポイント登録して2万円チャージすると、マイナポイントの5000円とは別に、2000円の独自ポイント付与があります。合計7000円貰えます。

なお、生活保護受給者がマイナポイントを受け取った場合、収入認定などはされません。堂々と申請して最大5000円分+αのポイントを受け取って構いません。詳しくは『マイナポイントとは&生活保護費との関連【収入認定不要】』に記載しました。

マイナンバーカード保管の注意

マイナンバーカードをこれまでに発行しなかった方は、セキュリティの問題を気にした方もいらっしゃるかと思います。その認識は正解で、マイナンバーカードはしっかり管理しなければ悪用される危険もあります。

特に、暗証番号は厳重に管理しましょう。間違ってもマイナンバーカードのケースに暗証番号を書いた紙を同封しないようにしましょう。マイナンバーカードを落とすだけでは悪用方法も限られますが、パスワードがあれば話は別です。何をされてもおかしくないと思ってください。銀行のキャッシュカードと暗証番号の組み合わせと同じです。

まとめ

以上の理由で、私はマイナンバーカードをさっさと作るべき(できればマイナポイント実施中に)と考えます。セキュリティを気にしてマイナンバーカードを発行しない方は、それもある意味正しいのでそれでよいかと思います。ですが少なくとも、『ただ面倒くさいから』という理由だけでマイナンバーカードを発行されていない方は、この機会に作っておくと良いかと思います。

因みに私がマイナンバーカードを持ってて役に立つことは、ふるさと納税のワンストップ特例申請が楽になったことです。ふるさと納税の申請には、マイナンバーカードの表面裏面をコピーするので2回コピーをすることになります。これをマイナンバーの通知カードで行うと、住所変更がある人は通知カードと免許証の表裏、合わせて4回ものコピーが必要です。ふるさと納税を積極的にする方も、手続きを楽にするためマイナンバーカードを申請するのもありだと思います。

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