マイナンバーカードを健康保険証に【生活保護の医療券はどうなる?】
マイナンバーカードを健康保険証の代わりにする取り組みが進んでいます。具体的には、利用申し込みが始まっており、2021年3月から順次使えるようになる予定です。となると、生活保護の医療券制度もどうなるか気になるところですよね。
健康保険証に限らず、医療券の代わりにマイナンバーカードを使えるようなする計画があります。2023年の運用を目指して、現在制度作りを進めています。ただ、2021年からの運用には間に合ってはいません。運用されるのは数年先ですね。
厚生労働省:マイナンバーカードの保険証利用についてお知らせします(被保険者向け)
Q15に医療券に対する回答があります。
デジタル・ガバメント閣僚会議(第6回)議事次第
資料1:マイナンバーカードの普及等の取組について
資料6ページ目に生活保護受給者の医療扶助の医療券・調剤券という項目があります。
もし医療券を使わなくてよくなるなら、医療を受ける心理的な負担が軽減されそうです。生活保護になって戸惑うことの一つに、病院に行くときの流れの違いがあります。はじめて医療券を使う時は、使い方などこれでいいのかドキドキしました。医療券=生活保護というイメージもあるので、なるべくなら使いたくないという気持ちもあります。マイナンバーカードで済むなら、正直言って楽です。
ただ、まだはっきりした運用内容は決まっていません。生活保護受給者が病院へ行きたいときはどうすればよいか、などの具体的な流れが変わるかどうか、今後気になるところです。