ピッキング作業のアルバイト体験談【楽かきついかは現場次第】

私は日雇い派遣時代に、色々な倉庫に行って作業をしました。そこで行う倉庫内作業は色々ありますが、今回はピッキング作業について紹介します。

ピッキング作業とは

倉庫内などで、指定された商品を集める作業を指します。語源はpick(集める)から来ています。実際には、商品を集めるために倉庫内をひたすら歩く作業になります。

運動になる

ひたすら倉庫内を動くので、結構な運動になります。ただし、運動不足の方にはつらく感じる部分があるかもしれません。休憩は２～３時間ごとにありましたが、ひたすら歩くのが辛い方はあまりお勧めできない仕事になります。

現場にもよりますが、ひたすら歩くと熱くなります。逆に、冬場は寒くなる現場もあります。ひたすら歩いても大丈夫な服装を準備したいことろです。

コミュニケーションは多く求められない

ピッキングはリストに従って、指定の商品を取ってくる作業です。特に言葉を交わす機会は多くありません。敢えて言うなら、商品を探しきれない時、破損していた商品を見つけた時に報告するくらいです。

考えることは少ない

ピッキングの作業内容は、伝票やリストに書かれている商品を読んで、取ってくるだけです。事務作業のように、読みやすい資料を作ろうとか、打ち合わせの場で、相手がどうして欲しいかを読み取ろうとか、そんな頭を使う作業ではありません。

なにより、仕事を募集する側は、初心者が来ても問題ないように準備をしています。 はじめて倉庫作業をする方でも１時間あれば慣れるように、リストの表示内容など、色々工夫されています。なので、ピッキングリストを読んでいくだけで仕事は出来ます。

きつい現場、楽な現場

ピッキング作業についてどう感じるかは、はっきり言って現場次第です。扱う商品によって、きついか楽かは天と地ほど変わります。１時間働けばもう帰りたくなる現場から、8時間を超えて残業しても構わないような現場までありました。ここからは、現場ごとにどんな感じなのかを紹介します。

冷凍庫

マイナス20度になる冷凍庫内での作業です。はっきり言って10分以上居られる場所ではありません。たまに入る程度なら良いですが、文句なしにきつい現場と言えます。

私はスーパー向け商品を扱う倉庫で、たまに冷凍庫に入りましたが、数分程度で音を上げました。冷凍倉庫のピッキングは、他の倉庫と比べても給料が高くなっていますが、誰でも出来るとはちょっと言い難いです。

家電量販店のネット通販部

結構楽な現場でした。全ての家電を扱っていたわけではなく、扱うのはゲーム機や小型家電です。洗濯機、冷蔵庫などの非常に重い家電は配送ルートが異なるので、家電量販店の倉庫と言いつつ扱いませんでした。

ただ、数万円～10万円程度のそれなりに高額な商品も扱います。別に弁償などさせられませんが、破損させないかちょっとだけ気にしていました。

ドラッグストア

医薬品から日用品、食品まであります。取り扱いが楽なものが多いのですが、「ペットボトル飲料」に関しては非常に重く、これだけで嫌になります。

スマートフォン関連ショップ

auショップやドコモショップに向けた商品を扱う倉庫です。スマホケースや画面ガラスフィルム、SDカードなど、扱う商品が非常に軽いものばかりで、疲れにくかったです。非常にお勧めできる現場です。

アパレル

服を扱うし楽そう、と思っていましたが、そんなことは無かったです。服は段ボールに○○着単位で入っていますが、段ボールが大きく、作業が大変です。他の現場と比べても汚れた段ボールが目立ち、自分の服が割と汚れます。服は１着１着で考えると軽いですが、まとめるとそれなりに重いものになります。選べるなら進んでやろうとは思いません。

こんな感じで、ピッキング作業は現場によって楽かそうでないかが大きく変わってきます。楽な現場は驚くほど楽なので、気になっている現場があれば一度やってみることをお勧めします。