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【鬱・統合失調症】精神疾患を客観的に判断する検査キット

生活保護界隈では、精神疾患の割合も高いのですが、自分が精神疾患かどうかを確認するハードルは高いのではないでしょうか?

そこで精神疾患かどうかを簡単に検討できるように、セルスペクトという会社が、精神疾患の検査キットを発売するとのことです。

精神疾患リスクを尿で検査 セルスペクトと薬王堂

2021年8月下旬から、ドラッグストア「薬王堂」のホームページで、3850円で販売されます。

この検査の原理は、尿の中のバイオピリン量です。うつ病患者は健常者に比べ、バイオピリンの量が2~3倍となる傾向があるとのことです。さらに、統合失調症はうつ病患者に比べ、3~4倍ほど検出される傾向があるとのことです。セルスペクト者のHPでは、心理的なストレスに比例して、バイオピリンの量が増えると述べています。

尿中酸化ストレスマーカー バイオピリン

鬱や統合失調は、自分ですら割と分かりにくいところもあります。身体と違って、目に見える異常が出るわけではありません。

私も一時期鬱状態でしが、当事者としては何の自覚もありませんでした。後になれば、自分は鬱なんだなーと分かりますが、当時は鬱病の可能性すら考えていませんでした。

とは言っても、他の人から見れば言動が鬱病っぽかったとのことでした。

鬱や統合失調症は、見た目だけではわかりにくく、客観的に判断しにくいところがあるので、こういうキットが販売されるのはすごく役に立つと思いました。

自分自身でもやる気が出ないなど感じる時があるかと思いますが、鬱なのか、怠けているだけなのか、判断が難しい時があります。そんな時に、この検査キットを利用して判断材料にできます。

また、周囲に鬱や統合失調症を疑わせるような方がいれば、勧めるのもありかなと思います。鬱や統合失調症って、自分で認識しない方はいつまでたっても認識しません。

仮に、不調の原因が鬱や統合失調症であれば、生活が立ち行かない場合に一旦生活保護で休む、という選択肢もあります。しかしそれも、自身のメンタル不調を自覚すればこそ出来ることです。

検査キットの3850円は決してお安いとは思いませんが、自分がメンタルに不調をきたしていないか知ることは、それだけの価値がある、と一時期鬱になった元生活保護受給者は思いました。とはいえ、気軽に何度もできる金額ではないので、競争原理などが働いて安くなって欲しいです。

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