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裁判を傍聴する方法、傍聴時の流れを簡単に解説【誰でもできる】

2021年5月現在、フジテレビの月9枠にてイチケイのカラスというドラマをやっていますね。結構面白いなと思って視聴しています。

こちらは裁判所を舞台にして、裁判により真実を追い求める流れを魅せています。ところで、このドラマを見ていても見ていなくても、裁判の傍聴ってどうやるんだろうと思ったことは無いでしょうか?そもそもですが、裁判公開の原則によって、傍聴ということで裁判の様子を見学することが出来ます。

そこで今回は、誰でも簡単に参加出来る裁判傍聴の流れを説明します。

・傍聴についての基礎知識
・傍聴の前に
・公判時の流れ
・まとめ

傍聴についての基礎知識

まず傍聴についての基礎知識です。
参加費等は必要ありません。
参加資格も必要ありません。
原則として誰にでも無料で公開されています。

法定が開かれている時間は、平日の朝10~12時、昼13~16時半くらいになります。裁判の案件ごとにかかる時間も異なり、30分程度のものから2時間以上見積もっている案件もあります。とりあえず9時40分位に裁判所を訪れてみて、どんな案件をやっているかチェックしてみましょう。

裁判所の掲示板には、当日行う公判についての概要が書かれています。刑事事件であれば強盗、ストーカー行為、詐欺などです。また、裁判の予定時刻と被告人の名前も掲示されています。

傍聴したいと思った裁判があれば、公判を行う場所の記載もありますので、その場所へ行ってみましょう。

一つ留意頂きたいことですが、性犯罪系の裁判はかなり生々しいものになります。一人で参加する方はともかく、誰かと参加する予定の方は相手にそういった耐性があるか一考しておいてください。

傍聴するにあたり、とくに誰かに断りを入れる必要もありません。私も誰とも会話することなく裁判を見学させていただいております。ただ、初見の場合はどうすればいいか戸惑うこともあるかと思いますので、不安になったら警備の方などそれっぽい方に聞いてみましょう。

また、注目されている裁判は抽選になることもあります。テレビでも取り上げられるような裁判ですね。抽選になる場合は、事前に裁判所のホームページにも情報が公開されますので確認してみて下さい。

傍聴の前に

裁判を傍聴するにあたって、いくつか注意点があります。

裁判所へ入館する際に持ち物検査をします。
危険物等の持ち込みは禁止されています。

法廷内では静粛にすることが求められます。
携帯電話等の電源は切っておいてください。
録音や動画撮影も許可が無ければ禁止となっています。
何か記録を残したければ、筆記用具とメモ帳などを持ち込んでください。

服装については特に規定はありません。
敢えて言うなら裁判官側から見てうるさいと思われない程度の、地味で清潔な服装にすればよいかと思われます。

公判時の流れ

前置きはここまでにして、いざ公判を傍聴しましょう。

法廷には、裁判関係者の入り口と、傍聴人用の入り口とがあります。傍聴人用の入り口から入りましょう。法曹関係者になるつもりが無ければ、裁判の被告人として裁判関係者の入り口から入るようなことはしたくないものですね。

公判の場に、裁判長、被告人、検察官(原告人)、弁護人が揃い、裁判が開始されます。

公判は基本的に淡々と進んでいきます。事実確認を確認し、被告人と話をして、場合によっては参考人に話をし、事実を確認して、と繰り返します。

弁護人、検察官ともに、それぞれの立場から有利なことしか言いません。お互いに相手に知らせていないことがあります。相手の発言に対して待ったをかける時、相手の発言に指摘を入れる時、法廷内には緊張が走り、非常に見ごたえがあります。

とはいえ、それぞれ証言する前に嘘偽りなく話すことを宣誓しています。はじめて見た時は、本当に宣誓ってするんだなと思いました。嘘をつくのはダメですが、「話さない」のはOKということみたいですね。

傍聴する側としては、原告、被告、弁護士のやり取りを静かに聞くだけです。

多くの公判は1回で終わるものではないため、続きがあれば次回の日程が決められます。続きが気になる場合は日程をメモっておき、次回の公判も傍聴してみましょう。公判で結論が出れば、そこで裁判は終了です。

まとめ

以上、裁判の傍聴について流れを説明しました。特に話題となっている裁判では、報道などではない生の裁判の様子を見て、ニュースで知るのとは異なる感想を抱くかもしれません。

平日にしか出来ないことなので、参加するための時間的なハードルが結構高いのですが、参加資格等はなく気軽に裁判を見ることが出来ます。興味のある方は参加してみて下さい。

※裁判と公判がごちゃ混ぜになり読みがたい部分があったかと思います。ご了承ください。

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