株主優待

ヤマダ電機の株主優待が届きました【お買物券の大盤振る舞いは続くのか】

※当記事は2020年7月
(株主優待制度改悪前)に書いたものです。
参考程度にご確認ください。

株主優待は株価の割に控えめなものから
こんなに貰っていいの?と
訝しんでしまうものまで
株によって様々ありますね。

今回は優待利回り
(株主優待の価値/株価)が高い
ヤマダ電機の株主優待(2020年)
について紹介します

〇ヤマダ電機の株主優待(2020年)

私は100株を2年以上継続保有しています。
ヤマダ電機の株主優待は
保有している株式数と
保有期間によって決まります。

まず、保有株式に応じた優待券が貰え
1年以上の保有で、少しおまけがつきます。
私は500円券として利用できる株主優待券
6枚頂きました。
はじめて頂いたときは2枚でしたので
長期保有のありがたみを感じています。

保有株数と保有期間と株主優待の関係は
以下の通りです。

今回は6月末に届きました。
6月末、12月末と
半年に1回ペースで送られます。

1000円毎に1枚利用できます。
詳しい使い方は裏面に記載があります。

ヤマダ電機は、取扱商品の幅も広く
株主優待の使い勝手は結構良いです。
※私もプリンターのインクに充ててます。

2020/7/7現在、5万円で100株購入でき
2年以上の保有で、年に5500円の優待券…
10年持っていれば元採れるじゃん?
という感じの高株主優待利回り株ですが
問題は、この大盤振る舞いが
いつまで続いてくれるかです。

他の株主優待で
株主優待で自社のサービスを提供すると
原価が安く抑えられるので
お得なサービスも提供できる
……と書きましたが
物事に限度というものはあります。

ヤマダ電機は商品を仕入れて売る業態です。
固定費、人件費をまるっきり無視して
500円の優待券を利用するために
1000円以上を買い物することを考慮しても
(現金やカードの売り上げがあることを)
500円の優待券の裏にはヤマダ電機の
少なくない負担(仕入)もあるはずです。

そんなヤマダ電機は儲かっているのかな?
と見てみましても
1株当たりの純利益は28円です。
(19年度から多少持ち直してこの水準です。)

100株当たり最大で
3000円の優待券(12月末にも2500円の優待券)
を提供している余裕があるのかは
非常に疑問の残るところです。
1株当たりに直すと55円の優待です。

勿論、何百、何千万株単位で株式を持っている
金融機関や投資機関大株主様もいます。
そういった株主様に対しても
株主優待は年に1万円くらいなので
実際に株主優待として還元している金額は
純利益を上回ってはいないと思いますが
そもそも、ヤマダ電機は
1株当たり10円を配当金として
還元しています。(2020年3月期)

個人的には、このレベルでの株主優待が続くなら
ずっと保有していたい株ですが
10年後も現状維持できているか
ちょっと心配しています。
いくら株主優待が良くても
業績に見合わない株主優待は
そのうち消えてなくなりますし
業績が悪ければ株価も配当金も低迷しますので
ヤマダ電機株は買って放置ではなく
業績をしっかり追いかけていきます。

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