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NTT×KDDIの就労支援事業つなぐ×かえるプロジェクト【無料&質も高そうな内容】

現在の就労環境はなかなか厳しいものがありますが、企業レベルで支援しようという動きもあります。今回はその中でも、NTTとKDDIが共同で実施する、つなぐ×かえるプロジェクトMission2(就労支援事業)が、なんか良さそうだと思ったので紹介します。

情報元:つなぐ×かえるプロジェクト 就労支援事業

研修を通して、 ICT業界就職に有利な資格や一般的なビジネスマンとして備えておきたい資格を身に着け、最終的には『NTTグループとKDDIグループ、および受講者自らに適した企業への300名超の雇用創出』を目指す内容です。

プロジェクトの参加対象は
50歳未満
能力開発支援プログラムに参加できる方
将来的にICTを活用した仕事を目指す方
※在学中の方は除く
となっています。

応募者の性別や学歴、職歴などは問われません。

因みにICTとは「Information and Communication Technology」(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略、人同士のコミュニケーションに役立てるための「情報通信技術」です。
例えばLINEのようなものをイメージしてみて下さい。

セミナー等の参加費は必要ありません。セミナー等に参加する時間があるかどうかが問題になります。

因みにこの事業には日本マイクロソフトも絡んでいます。複数社が絡んでいると、各企業間で『お互いを評価する』ということになり浄化作用がはたらきます。そのため某淡路島のような、首をかしげる人が大勢出る変な就労支援事業にはなりにくいと考えています。

具体的な就労支援事業の流れは

申し込み

リモートワークスキル研修&事業説明会

支援セミナー参加

本エントリー&選考

スキルカウンセリング

社会人基礎・資格研修

キャリアカウンセリング

就職活動

となっています。

まず、teamsを使ったリモートワーク時代に役立つ研修があります。

具体的には「リモートワークに必要な通信基礎知識、TEAMS、OneDriveの使い方など。またテレワークで生産性高く仕事をするコツ、メンバーや上長とのリモートでのコミュニケーション方法などを学びます。※希望者全員受講していただけます 」となっています。
こちらは3時間の内容ということです。

私の就労環境でもteamsを使った会議をよく行っています。はじめの数回は戸惑うこともありましたし、ちゃんとした研修を経験していると心強いと思います。

例えば、teamsはビデオ通話ツール…という認識があるかもしれませんが、teamsやzoomでは、LINEのようなチャット欄もあります。これを知っていれば、トラブル(音声で会話できない)の時にチャット欄でコミュニケーションを取れます。他にも、画面共有をして話を進めたりと、web会議ツールは何かと便利で、使い方を知っておくと仕事だけでなく日常生活にも役立ちます。

リモートワークスキル研修は誰でも受けられます。

能力開発支援プログラムに参加できる方
将来的にICTを活用した仕事を目指す方

に当てはまるのか?

というところまでは本エントリー段階までは聞かれなさそうです。気になる方はリモートワークスキル研修だけでも試してみては良いのではないでしょうか?

長年就労環境から遠ざかっていて、現在のリモートワークはどんな感じになっているのか知りたい、というレベルの動機で参加しても良いと思います。

本エントリーまでに『将来的にICTを活用した仕事を目指したい』という意欲が生まれたら、しれっとその後の事業へ参加すればOKです。人生ってそんなもんです。

次の支援セミナー研修も、本エントリー前の定義なので、業界への志望動機は大して求められなさそうです。支援セミナーは「業界・職種理解、自己理解、エントリーシートの書き方など」のセミナーということで、就活のためのヒントとして参加しても良さそうです。

具体的には「ICT業界について、ICT業界の働き方・職種理解、自己紹介・志望動機の作成方法などを学びます。またその他の支援コース(★)についてもご案内いたします。※リモートワークスキル研修受講者は全員受講していただけます。」となっています。
こちらも3時間の内容ということです。

ここまで動機が無くても気軽に受講できます。

【追記】支援セミナーにも参加しました。この段階までは志望動機など問われず、誰でも参加できます。例え学生でも支援セミナーまでは参加できます。また、質疑応答くらいしかコミュニケーションは取らない(対話ではなく、チャット欄で送られた何件かの質問をピックアップする方式)ので、人と会話するのに自信が無い方でも問題なく参加できます。

ここまでは動機が無くてもOKというのは、業界理解と自己理解を深めて、ICTを活用した仕事に就きたいと思った方が、次のステップへ進んで欲しいという意味かと思います。

次の研修ステップからは、志望動機があるか?という前提になっています。無料とは言え、それなりの時間(1ヶ月半程度)を研修に費やすことになるので、ちゃんとした動機は必要かなと思います。

最終的には、『NTTグループとKDDIグループ、および受講者自らに適した企業への300名超の雇用創出』を目標にしています。
もちろん研修を受けるだけ受けて、他の会社へ就職しても問題ありません。

ということで、まずは気軽に参加しても問題なさそうですが、選べる日程には限りがあります。
募集期間は2021年2月16日~2021年3月31日まで
初回セミナーは2021年3月15日~2021年4月7日まで
応募するのでしたらお早めにといった具合です。

因みに今回の募集は1期目ということで、2期目も予定されています。

4/3現在、2期目の募集も行われています。初回セミナーは5月となります。
今回は参加しないけど気になった方は、しばらくチェックしてみて下さい。

【4/3追記 リモートワークスキル研修 兼 事業説明会に参加しました】

まずはリモートワークスキル研修の感想です。一言で言うと「リモートワークをするための様々なスキルとマインドについて」という内容です。

突っ込んだ内容は「つなぐ×かえるプロジェクト説明会&リモートワークスキル研修に参加してきました」へ書いています。

就職したいという方に限らず、現在就職してテレワークをしている方や、大学生の方が観ても新たな発見のある内容です。リモートワークをうまく進めていくために、というテーマでもありますので、リモートワークでモチベーション・生産性の下がってしまった方にこそお勧めできます。

では事業説明会を踏まえて、当事業への評価をしたいと思います。

当事業は誰でも参加できるセミナーに始まり、仕事をするうえで役に立つ内容もあります。とはいえこの事業の中核は「資格研修」と「キャリアカウンセリング」です。問題は、この対象者数には上限があり、1期、1.5期、2期、トータルで500人を目安とし、応募者多数の場合は選考により選ぶということです。

500人が対象ということなので、このレールに乗っかることが出来るかは正直微妙なところだと思います。事業に参加するのはそれなりの時間的余裕がある人に限られますが、応募する人が500人だけとは思えません。応募したものの、資格研修やキャリアカウンセリングまで進めない方も出てくると思います。

一応、人数の関係で資格研修へ参加できない方へも、マイクロソフトの無料セミナー案内等で、フォローをしていく予定にはなっています。

また、当事業は「就職あっせん事業ではない」と明言しており、NTT,KDDIグループで300人ほどの枠で採用する予定ではありますが、あくまで自主的な就職活動が求められます。事業に参加すれば就職が決まると言った性格のものでもありません。でもこの点はそこまで問題にはならないでしょう。この事業に参加することによって、ネットワーク業界への興味が湧きました…などと志望動機を作ることが出来、採用面接に使えるというメリットもありますので。現在ニートしている方などには、就労のきっかけ作りとして利用価値は高いと思います。

事業内容は充実していますし、パs〇ナのように費用が発生するわけでもないですし、正直ケチの付け所は無いのですが、倍率を踏まえると、当事業に過度な期待をしないようにしましょう。もちろん、資格研修セミナーまで参加できるとなれば、本気で頑張って将来の糧にしていただければと思います。

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